ホーム > お知らせ > 採択者?受賞者一覧 > 内科学第二講座 木村 弘教授が、アジア?オセアニア地区で最も権威のある賞の一つ「Michiyoshi Harasawa Research Award」を受賞しました!
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更新日:2016年1月5日
2015年12月3日-6日にマレーシア クアラルンプールで開催された、第20回アジア太平洋呼吸器学会(Asian Pacific Society of Respirology: APSR)において、毎年、APSRにて1名が選出される「Michiyoshi Harasawa Research Award」が、APSR三嶋理晃会長(京都大学教授)より木村 弘教授に授与されました。この賞は、これまでアジア?オセアニア領域での呼吸器病学の発展と研究に多大なる貢献をされた方に贈られる学会賞であり、APSRの創設者である東京大学名誉教授 故?原澤道美(はらさわ みちよし)先生に因んでつけられた賞です。原澤先生は日本の呼吸器病学だけではなく、その当時にはなかった、アジア?オセアニアにおける呼吸器病学の発展、研究の礎を築かれた先生で、世界的な呼吸器病学学者です。
このたび、図らずも、APSRにおける学会賞である「Michiyoshi Harasawa Research Award」を受賞しました。この賞は、APSRの創設者である故?原澤道美東京大学教授に因んでつけられたものと伺っております。原澤先生のご子息であられる原澤寛先生(現 獨協医科大学内科教授)とは留学時代にフィラデルフィアで同時期に過ごしたこともあり感激もひとしおです。
クアラルンプールでの12月5日の受賞記念講演は「Crosstalk between sleep apnea syndrome and lifestyle-related diseases」のタイトルで話をさせて頂きました。本年4月に東京国際フォーラムにおいて第55回日本呼吸器学会学術講演会を開催しましたが、その際の会長講演に向けて準備した研究内容のうち、「睡眠時無呼吸と間歇的低酸素」に焦点をあて、睡眠時無呼吸と動脈硬化、血栓症、糖尿病、癌との関連を中心に、その病態と治療の意義、展望について述べさせて頂きました。
今回このような大変由緒ある賞を受賞できたのも、奈良県立医科大学内科学第二講座で研究に励んでくれた大学院生や教室員のお陰であるとともに、ご指導頂いた学内諸先生方ならびにアドバイスを頂いた国内外の諸先生方のお陰です。素晴らしい教室員の仲間たち、またご協力いただいた患者さん、臨床研究の機会を与えて下さった奈良県立医科大学、そして多くの関係者の皆様に感謝申し上げます。
きむら ひろし |
木村 弘 (64歳) 奈良県立医科大学 内科学第二講座 教授 |
昭和53年 3月 金沢大学医学部 卒業 同 年 4月 千葉大学医学部附属病院研修医 昭和56年 4月 千葉大学医学部附属病院 呼吸器内科 医員 昭和59年 4月 国立療養所千葉東病院 呼吸器科 医員 昭和61年 4月 千葉大学医学部附属病院 呼吸器内科 医員 昭和62年 2月 千葉大学医学部肺癌研究施設 呼吸器内科 助手 昭和63年 4月 米国ペンシルベニア大学医学部 内科呼吸器部門 博士研究員 平成 2年 4月 千葉大学医学部肺癌研究施設 呼吸器内科 助手 平成 4年10月 千葉大学医学部附属病院 呼吸器内科 講師 平成 9年 2月 千葉大学医学部肺癌研究施設 呼吸器内科 助教授 平成13年 4月 奈良県立医科大学 内科学第二講座 教授 (現在に至る) 平成26年10月 第24回日本呼吸ケア?リハビリテーション学会 会長 平成27年 4月 第55回日本呼吸器学会 会長 |
昭和53年 5月 医師免許 昭和60年11月 医学博士(千葉大学) |
平成 5年 柏戸記念財団医学研究奨励賞 平成 6年 フランスベッド?メディカルホームケア研究助成財団研究助成賞 平成 6年 第3回PneumoForum賞 平成 8年 平成8年度呼吸調節研究会研究奨励賞 平成20年 第40回日本臨床分子形態学会論文賞 平成22年 Fukuchi Award in Asian Pacific Society of Respirology (アジア太平洋呼吸器学会最優秀論文賞) 平成24年 武田科学振興財団 特定研究助成賞(共同受賞) |
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