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更新日:2024年7月1日
松本雅則
酒井和哉
我々は、臨床に直結した研究を行うことを目指している。具体的には、1998年から日本全国の医療機関から依頼によりADAMTS13解析を通じて1600例以上の血栓性微小血管症(TMA)の診断を行ってきた。この症例数は、世界でも類を見ないものであり、その中から血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の病態解析や先天性TTPであるUpshaw-Schulman症候群のphenotype-genotype relationshipを検討している。現在積極的に取り組んでいる課題として、造血幹細胞移植後の致死的合併症であるTMAの病態解析、日本ではほとんど行われてこなかったvon Willebrand病の遺伝子解析を含めた包括的診断の確立、最近注目されている後天性von Willebrand症候群であるHeyde症候群の病態解析などが挙げられる。