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更新日:2015年3月1日
第27号(No.27)/2012.10
No.27/2012.10
利用者各位
木々もようやく色づき始め、秋の深まりを感じます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
『ニュースレター』の第27号をお届けします。収穫の時季、何かとお忙しいこととはお察しいたしますが、図書館のご利用よろしくお願いいたします。
このたび、DVD等の視聴覚資料のうち、著作権処理済みで館外貸出を許諾している資料に限り、貸出サービスを始めました。主に看護系の資料となります。従来は館内でしか視聴できませんでしたが、教員のご意見により、館外貸出に至りました。ただし、図書とは異なり、貸出期間は1週間となります。ご返却は破損を防ぐために直接メインデスクへご持参いただきますよう、ご協力をお願いいたします。
館外貸出可能かどうかの目安は、赤い「禁帯出」ラベルが貼付されていないものです。どうぞご利用下さい。
コクランライブラリーはコクラン共同計画に基づいて作成されたシステマティックレビュー(以下、SR)を掲載している医学関連分野のデータベースとして有名ですが、オーストラリアのアデレード大学に本部を置くジョアンナ?ブリッグス研究所(JBI)では、看護領域を中心としたSRを作成し、データベースに掲載しています。
これらのデータは、今までは、プロクエスト(ProQuest)で提供されておりご覧いただけましたが、今後は、OVID上で提供されることになりましたので、約2ヶ月間(~12月23日)の無料トライアルを始めました。http://access.ovid.com/demo/jbi/widget/jbi_widget_nara.htm(外部サイトへリンク)
エビデンスに基づいたヘルスケアを提供する上で、SRは重要な情報源となります。特に看護に携わる教職員の方々にお試しいただき、ご意見を頂戴したいと思います。継続利用をご希望の場合には担当の鈴木(内線2293 tsuzuki@naramed-u.ac.jp)までご連絡ください。
前号のニュースレターでもご案内した『EBM?臨床研究連続ワークショップ』に参加しました。図書館では、EBMステップ2「問題についての情報収集」で情報検索の専門家として医療従事者を支援したいと考えており、実際に診療ガイドライン作成のための文献検索作業にも日本医学図書館協会を通じて携わっています。
今回はEBMの理解を深め、サポートするための力をつけたいと思い参加しました。全4回にわたって行われたワークショップはどれも充実した内容で、参加できて本当によかったです。論文の批判的吟味のポイントから、EBM実践の困難さ、Evidenceを作っていく大切さ、大変さなど、臨床や研究の現場にいる先生だからこそできる貴重なお話を聞くことができました。
参加者の中には図書館常連の方も多く見られ、グループワークの際には医学知識や統計でずいぶん助けていただきました。このワークショップを機に、論文の情報収集だけでなく、PECOの立て方や論文の批判的吟味においてもサポートできるように、ますます知識を深めていきたいと思います。(O)
今年度の全館暖房実施期間は、11月21日(水曜日)から3月31日(日曜日)です。実施期間中であっても外気温が15℃以上の場合は、稼働いたしませんのでご留意よろしくお願いいたします。ただし、下記の期間は時間制限があります。
11月21日(水曜日)~30日(金曜日),3月21日(木曜日)~31日(日曜日)
暖房時間8時45分-10時00分,16時30分-21時30分
無人開館中は全館暖房が停止していますので、エアコンが稼働していない場合は、書庫への階段の壁際(2カ所)にあるリモコンの電源を入れ、使用後はお切りください。
*閲覧室メインデスクの横に、ブランケットをご用意しております。ぜひ、ご利用ください。
この度、第3内科野口隆一先生より下記の文献をご提供いただき、新規登録いたしました。
URLにアクセスしていただければ全文閲覧する事ができます。
Combination of Interferon-β and the Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitor, Perindopril, Attenuates Murine Hepatocellular Carcinoma Development and Angiogenesis.
(Clinical Cancer Research Vol.9 No.16 pp.6038-6045)
http://hdl.handle.net/10564/2320
Different tumoricidal effects of interferon subclasses and p53 status on hepatocellular carcinoma development and neovascularization.
(International Journal of Oncology Vol.32 No.1 pp.193-199)
http://hdl.handle.net/10564/2321
Synergistic inhibitory effect of gemcitabine and angiotensin type-1 receptor blocker, losartan, on murine pancreatic tumor growth via anti-angiogenic activities.
(Oncology Reports Vol.22 No.2 pp.355-360)
http://hdl.handle.net/10564/2322
Selective aldosterone blocker ameliorates the progression of non-alcoholic steatohepatitis in rats.
(International Journal of Molecular Medicine Vol.26 No.3 pp.407-413)
http://hdl.handle.net/10564/2323
野口隆一先生及び共著の皆様、この度は「GINMU」への文献のご提供、本当に有難うございました。この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。
またその他に下記のとおり新規登録いたしました。
Journal of Nara Medical Association Vol.63 No.1-2
http://ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/handle/10564/2298
Journal of Nara Medical Association Vol.40 No.1-6(遡及分)
http://ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/handle/10564/1251
登録件数(2012年9月21日現在)
計2043件
引き続き図書館ではリポジトリに登録する論文を募集しております。何卒皆様のご協力のほど宜しくお願いいたします。
問い合わせ先は、機関リポジトリ担当、鈴木(内線2293 tsuzuki@naramed-u.ac.jp)、和田(内線2392 tata-rin@naramed-u.ac.jp)、木下(内線2292 kinosita@naramed-u.ac.jp)までお願いいたします。
9月分の新着図書リストを作成しました。
こちらからご覧いただけます。
キーワードは「再生」。人間の再生能力は、ケガをして傷口が治るということぐらい。でも、水生生物プラナリアは、体をズタズタに切られても切られた分だけ増えていきます。この本は、プラナリアを実際に切って観察をしてみようというもの。生物学教室から学生用に指定いただいた図書ですが、もともとは子ども向けに書かれたもので、平易な文章とイラストで実験や観察の楽しさが、ドンドン伝わってきます。学生さんだけでなく、すべての利用者にお薦めします。(N)
*2階閲覧室南側新着図書(医学)[請求記号483.4-Aga]に配架(3冊)
今月は、何と言ってもiPS細胞。『日経サイエンス』、『Newton』。科学系雑誌の最新号は、この話題で持ちきりです。ほかの方との共著ではありますが、山中伸弥教授の著書『再生医療生物学』(阿形清和[ほか]著)が、閲覧室南側に配架(請求記号[460.8-Gen])されています。また、以前にもiPS細胞の特集や論文を掲載している雑誌がありますので、当館のOPAC(所蔵資料検索)や『医中誌』等で検索後、ご覧いただければと思います。
図書館へのご意見、ご要望がございましたら下記のアドレスまでお願いします。
e-mail:library@naramed-u.ac.jp
奈良県立医科大学附属図書館
内線:2293
e-mail:library@naramed-u.ac.jp
お問い合わせ
公立大学法人奈良県立医科大学 法人企画部 教育支援課 医学情報係
奈良県橿原市四条町840番地
電話番号:0744-23-9981
ファックス番号:0744-23-3273